新しい敦賀駅舎は、明るく開放的で、どこからでも市民や来訪者の姿が見え隠れする空間になります。また同時に中からは、敦賀の街や山並みの風景がダイナミックに体感できる場所になります。駅は単なる交通の結節点ではなく、どこまでも街に開かれた、活気溢れる街のシンボルになります。
「2つの箱」と「縁側空間」は、駅舎を利用する人だけではなく、将来的な駅西地区の開発や橋上駅舎などの展開をも視野に入れた、極めて機能的な平面計画です。「2つの箱」は、比較的ゆっくりと滞在できる場所、「縁側空間」は、スムーズな移動を促す場所という具合に、2つの性格の異なる場所は、今後増加が見込まれる乗降客にとっても使いやすい動線計画を実現しています。また、空調計画においても、比較的安定した室内環境をつくりやすい「2つの箱」と、「外部の環境との緩衡空間として機能する「縁側空間」によって、効率的な空調計画が可能となり、維持管理費の低減を実現することができます。
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